強化されたデュアルモーターをテスト!? クプラEVハッチバック『ボーン』が初の大幅改良へ! | Spyder7(スパイダーセブン)

強化されたデュアルモーターをテスト!? クプラEVハッチバック『ボーン』が初の大幅改良へ!

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クプラ ボーン 改良新型プロトタイプ スクープ写真
クプラ ボーン 改良新型プロトタイプ スクープ写真 全 11 枚 拡大写真

VWグループ傘下で、スペインを拠点とするクプラは現在、フルエレクトリック・ハッチバック『ボーン』改良新型を開発中だが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。

VW「ID.3」のスポーティーな兄弟モデルであるボーンは、クプラ初の量産フルエレクトリックモデルとして2021年5月に導入され、同年9月には、最初のモデルがドイツのツヴィッカウ工場の生産ラインから出荷された。

発売からわずか2年というかなり早いフェイスリフトだが、VW ID.3が数週間前に大幅改良がなされていることも関連しているのだろう。

アルプスで捉えたプロトタイプは、昨年撮影されたプロトタイプとほぼ同じカモフラージュがほどこされている。ヘッドライトやフロントフェンダーを含むフロントエンド全体がおおわれていることから、視覚的な変更はフロントエンドに集中するはずだ。

まだ開発初期段階のため、プロトタイプにはまだ古い照明ユニットが取り付けられているが、改良新型では、よりスポーティなバンパーインテークと組み合わせた、新設計のグリルレス・クプラファミリーフェイスを採用すると予想される。また下部バンパー吸気口にはADAS用のセンサーが確認できる。

一方リアエンドは、クプラのロゴがあるトランクリッドの中央部分を除いて、ほぼ覆われておらず、現行のままだ。現行モデルと比較した他の変更点は、ホイールの変更だが、これらのリムは中央に何らかの測定装置が取り付けられているように見えるため、おそらく最終コンポーネントではないと思われる。

改めて説明すると、ボーンはVW ID.3をよりスポーティーにアレンジしたモデルだ。実際、このプロトタイプでは電動ホットハッチ用のデュアルモーターパワートレインをテストしている可能性があるという。クプラがAWDバージョンを開発していることは確認されていないが、VWがデュアルモーターを搭載したID.3を開発していることはわかっており、兄弟モデルがそのパワートレインを流用することは理にかなっていると言っていいだろう。

最新レポートでは、親ブランドのセアトが2020年代の終わりまでに都市モビリティ企業に変わる可能性があることが示された一方、クプラは、パフォーマンスとスタイルに焦点を当てたエレクトリックモデルの製造を継続していくと見られる。

《Spyder7 編集部》

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