トヨタ現在、ピックアップトラック『タコマ』新型を開発中だが、そのティザーイメージが初公開された。
夜空を背景に岩の上に置かれた新型は、シルエットのためディテールは明らかにされていない。ただし、兄貴分「タンドラ」のようにやや角張った感じが見てとれる。またキャブ後部には小さなスポイラーが取り付けられ、テールゲートはタンドラと同じように空気力学的に拡張されているように見える。
フロントエンドは公開されていないが、以前入手した特許画像では、アグレッシブなヘッドライトと、その下に垂直吸気口を備えたワイドなグリルが装備されることが確認されている。
キャビン内では、フルデジタルインストルメントクラスター、大型インフォテイメントディスプレイを搭載、ダッシュボードが刷新される。
新型では、より大きなタンドラを支えるのと同じ「TNGA-F」アーキテクチャに乗ると思われる。タコマは現在のトラックに比べてフットプリントを拡大する可能性が高いがそれでもタンドラより短くなるだろう。
パワートレインは、V6エンジンを廃止して、4気筒のオプションを2つ用意するとされている。1つは最高出力265ps、最大トルク420Nmを発揮する2.4リットル直列4気筒エンジンを「ハイランダー」から流用、もう1つは、ミッドサイズトラックセグメントでは初となる、ハイブリッドアシストターボチャージャー付き2.4リッター直列4気筒エンジンだ。こちらは現在レクサスRX 500hで利用可能で、セットアップにより最高出力366psと最大トルク550 Nmを発揮する。
ワールドプレミアの日程は明らかにされていないが、ティザーイメージが公開されたことで、今後数週間から数ヶ月以内と予想される。