肉フェスが駅弁やSAメシを共同開発!? 野外から多角化へ
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肉の野外フェスとして定着した肉フェスは、「社食の概念をぶち壊す」という思いがあるヤフーと手を組み、その雰囲気そのまま社食へ持ち込むかたちで2日間限定で3メニューを販売した。肉業界とともに駅弁などに着手しようとする経緯について、同社事業推進部泉谷政達部長はこう話していた。
「これまで、肉フェスの横展開版として百貨店で開催したことが2回ある。伊勢丹浦和店と新宿タカシマヤで。こうした実績から、今後は野外イベント以外のフォーマットで展開していきたい」
「ことしの東京開催(4月28日~5月7日)にあわせ、肉フェス版ECサイトも立ち上げる予定。肉フェス出店は考えていけれど実現できていないといった店・企業などをネット上でつないでいこう、と。そのなかで、駅弁などの共同開発も構想にある。肉を主役にした駅弁はいろいろあるけど、まだまだ新たなものが生み出せると思う」
肉を体感する野外フェスが、デパートやIT企業の社食へと入り込み、リアル店舗の次はECサイトへ。今後は駅弁や高速道路サービスエリアなど、“地域の肉”を旅行者に伝えていく場も模索している。
泉谷部長は、「フェス会場に集まる点の動きから、線や面へと広げる構想もある。たとえば“肉ツーリズム”とか。全国のうまい肉を試すツアーなども実現させてみたい」とも話していた。
《大野雅人@レスポンス》
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